いま使ってるレンタルサーバーが遅くて、エックスサーバーに移行を考えてる。
WordPressの移行って難しいの?注意点とか教えて!
こんな悩みを解決します。
エックスサーバーには、他のレンタルサーバーからWordPressを移行するための「WordPress簡単移行機能」があります。
この移行機能を使えば、WordPressの移行も難しくありませんよ。
実際、私は3つのWordPressブログをエックスサーバーへ無事に移行できました。
この記事では、エックスサーバーへブログを移行した私が、エックスサーバーへWordPressを移行するときの手順や注意点を詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んで、エックスサーバーへの引っ越しを成功させてくださいね。
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エックスサーバーへWordPressを移行するメリット
まず最初に、エックスサーバーへWordPressを移行するメリットを確認しておきましょう。
エックスサーバーのメリット
- WordPressが速くなる
- 専用機能でWordPressの移行がカンタン
- 移行中のブログ停止なし
メリット① WordPressが速くなる
1つ目のメリットは、サーバーが高性能なのでWordPressが速いこと。
なぜなら、エックスサーバーは「KUSANAGI」というPHP高速実行環境を使っていたり、SSDを高速化するNVMeを導入しているから。
実は、WordPressを移行する前は「キャッシュプラグイン」を使っていたのですが、エックスサーバーへ移行した後は「キャッシュプラグイン」なしでもOKになったんです。
WordPress管理画面もスムーズに動くようになりました。
もちろん、どんなブログでも絶対高速になるとは限りません。
サーバー速度については、実際にブログを移行してご自身で体験してみてください。
メリット② 専用機能でWordPressの移行がカンタン
エックスサーバーには、WordPressを移行するための機能があります。
使い方はカンタンで、URLと管理画面のログイン情報を入れるだけ。たったこれだけです。
本当に簡単なので、WordPressの移行手順について、あれこれ心配する必要はないですよ。
メリット③ 移行中のブログ停止なし
エックスサーバーへブログを移行している最中も、サイトが止まることはありません。
SSLのサイトも、サービスが停止することなく、スムーズに移行できます。
つまり、移行によるアフィリエイト収益への影響なし。
また、ぶっつけ本番ではなく、切り替え前に事前の動作確認もできます。
切り替え後のトラブルを避けられますね。
WordPress移行時の注意点
一方で、WordPressの移行には注意点もあります。
WordPress移行の注意点
- テーマやプラグインが正しく動作しなくなる可能性がある
- 移行後は旧ブログの管理ツールで記事更新しないようにする
注意点① テーマやプラグインが正しく動作しなくなる可能性がある
エックスサーバーの「WordPress簡単移行」機能を使うと、WordPressのバージョンは最新版にアップデートされます。
そのため、利用しているテーマやプラグインがWordPress最新版に対応していないときは、WordPress移行後にブログが正しく表示されない恐れがあります。
著名なテーマやプラグインは比較的すぐにWordPress最新版に対応してくれるので、さほど心配はいりません。
注意点② 旧ブログの管理ツールで記事更新しないようにする
「WordPress簡単移行」を使うと、旧レンタルサーバーとエックスサーバーの両方に、同じブログが2つできます。
この後、旧レンタルサーバー上のWordPress管理ツールで記事を投稿しても、エックスサーバー上のWordPressには反映されません。
移行した後は、エックスサーバーに移行した管理ツールで記事を投稿するようにしてください。
「旧レンタルサーバー上のWordPress」と「エックスサーバーに移行したWordPress」とを区別できる方法があります。のちほど紹介します。
WordPress移行前の準備
ここからはWordPress移行手順の説明に入ります。
まずエックスサーバーへWordPressを移行する前に、4つの準備を行いましょう。
移行前に準備すること
- WordPressをバックアップする
- キャッシュ系プラグインを無効化する
- プラグインやテーマの自動更新を停止する
- WordPress管理画面のBasic認証やIP制限を外す
それぞれ解説します。
準備① WordPressをバックアップする
移行前のレンタルサーバーで、WordPressやデータベースのバックアップを取りましょう。
「WordPress簡単移行」を使っても、元のブログのデータが壊れる心配はありません。
ですが、普段行わない作業なので、操作ミスでデータを失うリスクも。
なので、念のためにバックアップを取っておいてくださいね。
UpdraftPlusというWordPressプラグインを使えば、バックアップが簡単にできますし、いざというときも復元OKです。
準備② キャッシュ系プラグインを無効化する
WordPressのプラグインのうち、キャッシュ関係のプラグインを停止してください。
たとえば「W3 Total Cache」プラグインは停止しておきましょう。
有効な状態のままだと、WordPress移行中にエラーになります。
準備③ WordPress管理画面のBasic認証やIP制限を外す
WordPressの管理画面に、Basic認証を設定していたり、IPアドレス制限を設定しているときは、設定を外してください。
設定した状態のままでは移行時にエラーになります。
移行が完了した後で、設定を元に戻しましょう。
準備④ プラグインやテーマの自動更新を停止する
必須ではありませんが、プラグインやテーマの自動更新を有効にしている人は、自動更新を停止しておくと安心です。
WordPress移行中にプラグインやテーマが更新されると、不整合が起きるためです。
エックスサーバーへのWordPress移行の流れ
エックスサーバーへのWordPress移行は次の3ステップです。
- エックスサーバー申込
- WordPress移行手続き
- 動作確認&DNS切り替え
各ステップの作業を解説してきます。
エックスサーバー申込
まずは、エックスサーバーのサイトからトライアルに申し込みます。
注意点として、「WordPressクイックスタート」は選ばないようにしてください。
トライアルなので10日間無料。クレジットカード入力も不要なので、サクッと登録しましょう。
WordPress移行手続き
事前作業の実施
まず、WordPressを移行する前に、今使っているレンタルサーバーで事前準備をします。
- バックアップ:WordPressのデータやデータベースのバックアップを取ります。
- キャッシュプラグインを無効化:W3 Total Cacheのようなキャッシュ系プラグインを無効化します。
- 自動更新を無効化:テーマやプラグインの自動更新をOFFにします。
- Basic認証を無効化:WordPress管理画面にBasic認証やIP制限をかけている場合は、無効化します。
4つの事前準備について解説します。
準備① WordPressをバックアップする
移行前のレンタルサーバーで、WordPressやデータベースのバックアップを取りましょう。
「WordPress簡単移行」を使っても、元のブログのデータが壊れる心配はありません。
ですが、普段行わない作業なので、操作ミスでデータを失うリスクも。
なので、念のためにバックアップを取っておいてくださいね。
UpdraftPlusというWordPressプラグインを使えば、バックアップが簡単にできますし、いざというときも復元OKです。
準備② キャッシュ系プラグインを無効化する
WordPressのプラグインのうち、キャッシュ関係のプラグインを停止してください。
たとえば「W3 Total Cache」プラグインは停止しておきましょう。
有効な状態のままだと、WordPress移行中にエラーになります。
準備③ WordPress管理画面のBasic認証やIP制限を外す
WordPressの管理画面に、Basic認証を設定していたり、IPアドレス制限を設定しているときは、設定を外してください。
設定した状態のままでは移行時にエラーになります。
移行が完了した後で、設定を元に戻しましょう。
準備④ プラグインやテーマの自動更新を停止する
必須ではありませんが、プラグインやテーマの自動更新を有効にしている人は、自動更新を停止しておくと安心です。
WordPress移行中にプラグインやテーマが更新されると、不整合が起きるためです。
WordPress簡単移行でエラーになったら設定を見直す、という手もありますよ。
ドメイン追加
次はエックスサーバーにドメインを追加します。
ドメイン追加手順
- エックスサーバーにログインし、サーバーパネルを開きます。
- 「ドメイン設定」を選びます。
- 「ドメイン設定追加」タブを選びます。
- 移行したいドメイン名を入力し、「確認画面へ」をクリックします。
※「www.」は不要です。 - 確認画面で「追加する」をクリックします。
※「ネームサーバーがエックスサーバー指定のものになっていません」というメッセージが出ますが、問題ありません。 - ドメイン設定は完了です。
WordPress簡単移行
次は、WordPressのデータを移行します。
WordPress簡単移行手順
- サーバーパネルで、「WordPress簡単移行」を選択します。
- ドメイン選択画面が表示された場合は、ドメインを選択します。
- 「WordPress移行情報入力」タブを選択します。
- 「移行元URL」にドメインを入力します。
WordPress管理画面のログイン情報は「移行元WordPressのユーザー名」と「移行元WordPressのパスワード」に入力します。
入力できたら、「確認画面へ進む」をクリックします。 - 確認画面で「移行を開始する」をクリックします。
- しばらくすると、データ移行完了という表示になります。
「SSL証明書の発行に失敗しています」というエラーは、次の手順で解決するので無視してOKです。
これで、エックスサーバーへのWordPressデータの移行が完了です。
所要時間は500記事のブログで10分ぐらいでした。
「移行元WordPressのダッシュボードへのログインに失敗している可能性があります」エラーの原因
まずは、管理画面のログインID・パスワードを再確認してください。
そのうえで、管理画面にBasic認証や二段階認証、IPアドレス制限などが設定済みなら、一時的に無効にしてください。
「移行元からのバージョン情報の取得に失敗しました」エラーの原因
移行元のWordPressで、W3 Total Cacheなどキャッシュ系プラグインがインストールされているときに発生するエラーです。
キャッシュプラグインを無効化して再度試してみてください。
「移行元WordPressへの移行用プラグインのインストールまたは有効化に失敗している可能性があります」エラーの原因
ドメインのwww有り無しが一致していないときに発生するエラーです。
移行元ドメインにwwwが含まれているときは、移行元URLをwww付きのドメイン(例:www.example.com)を入力して移行手続きしてください。
また、移行元ドメインにwwwが含まれていないときは、移行元URLもwwwなしのドメイン(例:example.com)にしてください。
SSL移行
次はSSLの移行手順です。
SSL移行手順
- サーバーパネルで[SSL設定]をクリックします。
- [独自SSL設定]タブをクリックします。
- [確認画面へ進む]ボタンをクリックします。
- 認証方式として[外部サーバーでのWeb認証]を選び、[ダウンロード]ボタンで2つのトークンファイルをダウンロードします。
- ダウンロードしたトークンファイルを、移行元サイトの .well-known/acme-challenge/ ディレクトリにアップロードします。
※「wwwなしドメイン」と「wwwつきドメイン」の両方のサイトにアップロードします。
※.well-knownディレクトリはwp-contentディレクトリやwp-adminディレクトリと同じ階層に作ります。 - ファイルアップロードができたら、[確認画面へ進む]ボタンを押します。
- 最後に[追加する]ボタンをクリックします。
- 「独自SSL設定を追加しました」という表示になれば完了です。
お疲れ様でした。次は動作確認だけです!
独自SSL設定はやや難易度が高いです。うまくいかないときはいったんSSL移行作業をスキップし、STEP03の「動作確認&DNS切り替え」が終わった後に、認証方式「ネームサーバーを変更して認証」でSSL設定を行ってください。ただし、1日~2日くらいはブログにSSLエラーが表示されてしまいます。
動作確認&DNS切り替え
移行前のサイトを少しだけ編集する
これから動作確認を行いますが、「移行前のサイト」を見ているのか「移行後のサイト」を見ているのか、なかなか区別がつきにくいです。
そこで、「移行前のサイト」に「移行前のサーバー」という下書きを投稿しておきましょう。
既存の記事には影響しないので安全です。
移行後のサイトを見てみる
ではエックスサーバーに移行したサイトを見てみましょう。
先に、エックスサーバーのIPアドレスを調べます。
エックスサーバーのIPアドレスの調べ方
- サーバーパネルで「サーバー情報」を選択します。
- 「IPアドレス」欄にある数字がエックスサーバーのIPアドレスです。これをメモしておきましょう。
次に、エックスサーバー移行後のWordPressを確認できるように、設定を変更しましょう。
Windowsでの動作確認手順
- Hosts File Managerをインストールします。
- Hosts File Managerを開き、[ファイル]-[現在の hosts ファイルを開く]を選びます。
- [編集]-[レコードを追加]を選択します。
- 「IPアドレス」欄にエックスサーバーのIPアドレスを入力します。
「ホスト名」欄にはドメイン名を入力し、[OK]をクリックします。 - [ファイル]-[上書き保存]を選択します。
- [ツール]-[DNSキャッシュをクリア]を選択します。
- これで準備完了です。
Macでの動作確認手順
/private/etc/hosts もしくは /etc/hosts ファイルをターミナルで編集します。
詳しくは以下ページを参照してください。
設定が終わったら、ブラウザを再起動して、もう一度サイトを見てみましょう。
見た目には変わりませんが、エックスサーバーのブログが表示されているはずです。
「移行前のサーバー」という下書き投稿がなければ、見ているのはエックスサーバーへ移行したサイトです。
hostsファイルを編集すると「自分のPCだけ」見ているサイトが切り替わります。
ネームサーバー切り替え
動作確認ができたら、ネームサーバーをエックスサーバーのネームサーバーに変更します。
- ネームサーバー1: ns1.xserver.jp
- ネームサーバー2: ns2.xserver.jp
- ネームサーバー3: ns3.xserver.jp
- ネームサーバー4: ns4.xserver.jp
- ネームサーバー5: ns5.xserver.jp
変更後、数時間~24時間でエックスサーバーに切り替わります。
なお、ネームサーバーの変更手順について詳しくは以下の記事を参考にしてください。
まとめ
以上、エックスサーバーにWordPressサイトを移行する手順を解説しました。
WordPressの移行ツールは非常によくできているので、大半のWordPressサイトは移行できるはず。
それでも不安な人は、トライアル期間中にWordPress移行を試してみてください。
エックスサーバーを本契約するか考えるのは、移行を試したあとでOKですよ。
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