レンタルサーバーってWordPressを複数使えるの？
レンタルサーバー選びで注意点ってある？
こんな悩みを解決します。
ブログを始めるなら、WordPressが複数使えるレンタルサーバーを借りたいですよね。
実は、ほとんどのレンタルサーバーは、WordPressを1つだけでなく、2つ以上インストールできます。
ブログの数だけWordPressをインストールすれば、複数のブログが作れるんです。
ただ、注意しないといけないのが、1台のレンタルサーバーに複数のWordPressを入れるときの制限事項。
レンタルサーバーにも各社、違いがあるので、正しい知識を付けてレンタルサーバーを選びましょう。
この記事では、アフィリエイト歴8年の私が、WordPressを複数インストールできるレンタルサーバーの選び方を詳しくレクチャーします。
ぜひ最後まで読んで、レンタルサーバー選びにお役立てください。
レンタルサーバーでWordPressを複数使うメリット
レンタルサーバーに複数のWordPressをインストールするのは、複数のブログを公開したいときです。
この方法には、次の3つのメリットがあります。
メリット
- サーバー料金が安くなる
- サーバー管理が楽になる
- テーマ切り替えの準備ができる
サーバー料金が安くなる
1つのレンタルサーバーで複数のWordPressを使うメリットは、レンタルサーバーの料金が安くなること。
たとえば、アフィリエイトサイトが3つあり、それぞれレンタルサーバーを借りた時の料金は次のようなイメージです。
| アフィリエイトサイト | レンタルサーバー | 月額料金（税込） |
|---|---|---|
| ○○○○-mansion.com | エックスサーバー |
1,100円 |
| bitcoin-○○○○.com | ConoHa WING |
911円 |
| hikari-○○○○.jp | ロリポップ！
 |
825円 |
| 合計 | 2,836円 | |
一方、1つのレンタルサーバーに3つのサイトをまとめたときは、次のような料金になります。
| アフィリエイトサイト | レンタルサーバー | 月額料金（税込） |
|---|---|---|
| ○○○○-mansion.com | エックスサーバー |
1,100円 |
| bitcoin-○○○○.com | ||
| hikari-○○○○.jp | ||
| 合計 | 1,100円 | |
どうでしょう？レンタルサーバー料金が圧倒的に安くなりました。
サーバー管理が楽になる
ブログごとに別々のレンタルサーバーを使っていると、サーバーの管理方法がブログごとに違ってきます。
もちろん、レンタルサーバーの操作は、一般の人にも分かるくらい簡単。
でも、操作方法は各社とも違うので、「あれ？このレンタルサーバーだと、どうやるんだっけ？」となりかねません。
1つのレンタルサーバーにまとめるのは管理上のメリットありです。
テーマ切り替えの準備ができる
ブログが1つしかなくても、複数WordPress対応のレンタルサーバーを使うメリットがあります。
それは、WordPressのテーマを変更するとき、テストサイトでデザイン確認ができること。
どういうことかというと、公開しているサイトのテーマを変更すると、デザインが崩れてしまったり、色が合わなかったりします。
テーマを調整してデザインが確定するまでの間は、サイトが正しく表示されませんよね。
そこで、次のようにテストサイトを使ってデザインを調整します。
テーマ切り替えを安全に行う方法
- テストサイトを作成する（コピーを作成）
- テストサイトで新テーマのデザインを調整する
- 公開サイトへ調整したデザインを反映する
このやり方なら、公開しているサイトには影響が出ませんよね。
当サイトもテーマを切り替えるとき、テストサイトでデザインを調整しました。
レンタルサーバーでWordPressを複数使うときの注意点
ほとんどのレンタルサーバーは、WordPressが複数インストールできますが、機能や性能が同じではありません。
特に、WordPressを複数使うときに注意したいのは以下の3つです。
- データベースの上限数
- メモリやCPUの上限
- PHPバージョンの混在
データベースの上限数
データベースの上限数がインストールできるWordPressの上限になります。
なぜなら、WordPress1個ごとにデータベース（MySQL）を1個使うから。
使えるデータベース数はレンタルサーバーごとに違うので注意が必要です。
| レンタルサーバー | データベース上限 （=WordPress上限） |
|---|---|
| エックスサーバー | 無制限 |
| ConoHa WING | 無制限 |
シンレンタルサーバー
 | 無制限 |
お名前.comレンタルサーバー | 無制限 |
mixhost | 無制限 |
ColorfulBox | 無制限 |
wpX Speed
 | 無制限 |
ヘテムル
 | 無制限 |
ABLENETレンタルサーバー | 無制限 |
| ロリポップ！
| 50～ （プランによって異なる） |
さくらのレンタルサーバ
 | 50 |
JETBOY | 20 |
| MINIPOPレンタルサーバー | 10 |
| FUTOKA | 2～ （プランによって異なる） |
| KAGOYA WordPress専用サーバー | 1 |
また、使えるドメイン数もレンタルサーバーごとに違うので、確認しておきましょう。
WordPressを無制限に使いたいなら、データベース無制限・ドメイン数無制限のレンタルサーバーを選びましょう。
メモリやCPUの上限
複数のブログを1つのレンタルサーバーにまとめると、その分だけメモリやCPUの使用量が増えます。
なので、将来的にブログをどんどん増やしたいと考えているなら、メモリやCPUをアップグレードできるレンタルサーバーを選びましょう。
要注意なのが、上位プランへアップグレードできないレンタルサーバーです。たとえば、お名前.comレンタルサーバーやヘテムル
はプランが1つしかないのでアップグレードできません。
PHPバージョンの混在
WordPressを複数使うときに注意しないといけないのが、サイトごとにPHPバージョンを設定できるかどうかです。
少々難しい話になりますが、PHPのバージョンは、WordPress本体やWordPressのテーマ・プラグインと、密接に関係しています。
「PHPをバージョンアップしたら、WordPressのテーマやプラグインが動かなくなった」というトラブルが時々あります。
でも、サイトごとにPHPのバージョンを変更できるなら大丈夫。
なぜなら、サイトAだけPHPをバージョンアップして、サイトBのPHPバージョンはそのままにする、という選択ができるからです。
PHPバージョンを混在できないレンタルサーバー
PHPバージョンのトラブルは、ブログを数年、運用していると起きる問題。最初はそこまで気にしなくてもOKです。
複数WordPress対応の料金
WordPressを複数インストールするのに追加料金は必要ありません。
ただ、レンタルサーバーによっては、契約しているプランごとに使えるデータベース数が違います。
いずれにしても、データベース数やドメイン数がいくつまで使えるのかは、チェックしておきたいですね。
複数ブログ運営に便利な機能
ここからは、WordPressブログを複数公開するにあたって、あると便利なレンタルサーバーの機能を紹介します。
- WordPress簡単インストール機能
- ドメイン取得機能
- WordPress移行機能
WordPress簡単インストール機能
WordPressのインストールはブログごとに必要なので、簡単にできる方がいいですよね。
たとえば、エックスサーバーにはWordPress簡単インストール機能があります。
URLとブログ名、管理画面のログイン情報、メールアドレスを入力すれば、10秒くらいでWordPressをインストールしてくれます。
幸い、どのレンタルサーバーにも同じような機能があるので、WordPressのインストールを心配する必要はないですね。
ドメイン取得機能
ブログを公開するには、独自ドメインを取得します。
独自ドメインは、レンタルサーバー業者で取得する方法と、ムームードメインのようなドメイン取得代行業者で取得する方法があります。
ドメイン取得方法
- レンタルサーバー業者：エックスサーバー、ConoHa WING、mixhostなど
- ドメイン取得代行業者：お名前.com、ムームードメイン、スタードメインなど
どちらがいいかというと、レンタルサーバー業者でのドメイン取得。
なぜなら、レンタルサーバー業者でドメインを取得すると、「ネームサーバー」の設定変更なしで、すぐドメインが使えるから。
また、エックスサーバーやConoHa WINGは、1年契約するとドメインがタダで使えます。
そもそも、別の業者でドメインを買う必要がないんですよね。
WordPress移行機能
他のサーバーで動作しているWordPressをレンタルサーバーへ引越しできます。これが「WordPress移行機能」です。
レンタルサーバー業者によって、WordPress移行機能の対応状況が異なります。
WordPress移行機能
- WordPress移行機能あり（無料）：エックスサーバー、ConoHa WING、mixhostなど
- WordPress移行機能あり（有料）：ColorfulBox、ヘテムル
など
- WordPress移行機能なし：さくらのレンタルサーバ
、MINIPOPレンタルサーバーなど
ちなみに、WordPress移行機能を使えば、公開しているブログをコピーしてテストサイトを作ることもできます。
まとめ
以上、WordPressを複数インストールできるレンタルサーバーの選び方を詳しく紹介しました。
使いたいレンタルサーバーは決まりましたか？
WordPressを複数使いたい人におススメなのはエックスサーバーです。
WordPress無制限でインストールでき、独自ドメインも1個無料。
また、WordPress移行機能もあるので機能は申し分ないですよ。
