お名前.comで独自ドメインを取得したんだけど、このドメインをエックスサーバーで使ったりできるの?
こんな疑問を解決します。
レンタルサーバーを借りる前に、「お名前.com」や「ムームードメイン」でドメインだけ先に取得する人もいますよね。
大丈夫。少しだけ設定が必要ですが、他社で取得したドメインもエックスサーバーで使えますよ。
この記事では、IT業界で10年以上の勤務経験がある私が、他社で取得したドメインをエックスサーバーで使う方法をわかりやすく解説します。
ぜひ最後まで読んで、エックスサーバーでブログやホームページを公開してみてくださいね。
他社で取った独自ドメインもエックスサーバーで使える
エックスサーバーで使えるドメインは、エックスサーバーで取得した独自ドメインだけではありません。
「お名前.com」や「ムームードメイン」「ValueDomain」など、他のドメイン取得業者で取得した独自ドメインも、エックスサーバーで使えます。
実は、「ドメイン」と「レンタルサーバー」は独立して存在しています。
そして、「ドメイン」と「レンタルサーバー」をリンクするためのものが「ネームサーバー(DNSサーバー)」です。
つまり、ネームサーバーさえ正しく設定できば、どこで取得したドメインでもエックスサーバーで使える、というわけです。
これは、電話番号を変えずにキャリア変更できるMNP(携帯電話番号ポータビリティ)に似ていますね。
他社で取った独自ドメインをエックスサーバーで使うときの注意点
さて、「他社で取った独自ドメインでもエックスサーバーで使える」と説明しましたが、注意点が3つあります。
- ドメインの更新費用は他社ドメインに支払う
- ドメイン移管は手間がかかるのでおススメしない
- Webサイトの移行が必要な場合もある
それぞれ説明します。
注意点① ドメインの更新費用は他社ドメインに支払う
独自ドメインをエックスサーバーで使えるように設定しても、「ドメインの更新費用」は引き続き、現在のドメイン取得代行業者に払います。
たとえば、お名前.comで取得した独自ドメインがあって、エックスサーバーで使えるように設定変更したとしても、ドメインの更新料はお名前.comに支払います。
ドメインの更新費用は年に1回支払いますが、支払いを忘れるとドメインが失効し、サイトが見れなくなってしまいます。
「レンタルサーバーの支払い」と「ドメインの支払い」が別の会社になるので、注意しましょう。
「ドメイン移管」すれば、契約管理もエックスサーバーに変更できますが、後述するようにおススメしません。
注意点② ドメイン移管は手間がかかるのでおススメしない
独自ドメインの管理業者は、自分自身で変更可能です(「ドメイン移管」といいます)。
たとえば、「お名前.com」で取得した独自ドメインを「エックスサーバードメイン」に移管できます。
ドメインを移管するメリットは、サーバーとドメインの支払いや管理を「エックスサーバー」に一本化できること。
一方で、ドメイン移管には次のようなデメリットがあります。
- ドメイン移管手数料がかかる
- ドメイン移管すると一時的に使えなくなる期間がある
- AuthCodeの発行やトランスファーロックの解除など手間と時間がかかる
ネームサーバーの設定変更よりも手続きが難しいうえ、手数料もかかってしまいます。
よほどの理由がない限り、ドメイン移管は使わないほうがいいでしょう。
注意点③ Webサイトの移行が必要な場合もある
エックスサーバー以外のレンタルサーバーを使って、Webサイトを公開しているときは、「ネームサーバーの変更」だけでなく、「Webサイトの移行」が必要です。
たとえば、お名前.comで「ドメイン」を取得し、「お名前.com レンタルサーバー」のWordPressを使っている場合は、「ネームサーバーの変更」と「WordPressの移行」が必要です。
なお、ネームサーバーだけ切り替えたときは、サイトが見れなくなってしまうので注意してください。
なお、ドメインはそのままで、他のレンタルサーバーからエックスサーバーへブログを引っ越ししたい場合には、エックスサーバーの「WordPress簡単移行」機能でデータを移行できます。
他社ドメインをエックスサーバーで使う流れ
それでは、他社ドメインをエックスサーバーで使う流れを解説します。
以下の3ステップです。
エックスサーバーを契約する
アカウントの選択
まず、エックスサーバーの公式サイトを開きます。
画面の右上にある「お申し込み」ボタンをクリックします。
次に「10日間無料お試し 新規お申込み」ボタンをクリックします。
申し込み内容の選択
(1) プラン
サーバーのプランは「スタンダード」を選びます。
エックスサーバーの中で最安ですが、性能はバッチリなので安心してください。
次に、「WordPressクイックスタート」の「利用する」をチェックせずに、「Xserverアカウント登録へ進む」ボタンをクリックします。
お客様情報の入力
(1) エックスサーバーのログイン情報
次は、エックスサーバーのアカウント情報を登録します。
まずは「メールアドレス」と「パスワード」を入力します。
(2) ユーザー情報
名前や住所、電話番号を入力します。
(4) 規約同意
「利用規約に同意する」にチェックをして、「次へ進む」をクリックします。
入力情報確認&認証
(1) メール認証
入力したメールアドレス宛に、「ご登録メールアドレス確認のご案内」というメールが届きます。
メールの認証コードを「確認コード」欄に入力して、「次へ進む」ボタンをクリックします。
メール本文に「認証コード」(数字6桁)が書いてありますよ。
(2) 確認画面
入力確認画面が表示されるので、内容を確認します。
間違いなければ「この内容で申込みする」ボタンをクリックします。
(3) SMS・電話認証
SMSまたは電話で、認証コードを受け取ります。
「電話番号」を入力し、「テキストメッセージで取得(SMS)」か「自動音声通話で取得」を選択します。
入力が終わったら「認証コードを取得する」ボタンをクリックします。
取得方法としてSMSを選ぶと、次のように認証コード付きのメッセージが届きます。
スマホに届いた「認証コード」を入力し、「認証して申し込みを完了する」ボタンをクリックします。
申し込み完了
お疲れ様でした!
次のような画面が表示されたら、契約完了です。
ネームサーバーを変更する
エックスサーバーの契約ができたら、ドメインのネームサーバーをエックスサーバーへ変更します。
ここでは、「お名前.com」「バリュードメイン」で取得したドメインのネームサーバーを変更する手順を紹介しましょう。
ムームードメインなど、他のドメイン取得代行業者でも、設定する内容は変わりません。
お名前.comで取得したドメインの場合
以下の手順でネームサーバーを変更します。
- お名前.comにログインし、メニューから[ネームサーバーの変更]を選択します。
- エックスサーバーで使いたいドメインをチェックします。
- 「他のネームサーバーを利用」を選択します。
- 「ネームサーバー情報を入力」で、下記のように5つのネームサーバーを入力し、確認ボタンを押します。
- ネームサーバー1: ns1.xserver.jp
- ネームサーバー2: ns2.xserver.jp
- ネームサーバー3: ns3.xserver.jp
- ネームサーバー4: ns4.xserver.jp
- ネームサーバー5: ns5.xserver.jp
- 確認画面でOKボタンを押します。
1~24時間後、ネームサーバーがエックスサーバーに変更されます。
ネームサーバーの設定変更には時間がかかります。エックスサーバーに切り替わるまでの時間は、早くて1時間、最大で24時間ほどです。
バリュードメインで取得したドメインの場合
以下の手順でネームサーバーを変更します。
- バリュードメインのコントロールパネルにログインします。
- よく利用される手続きにある[ネームサーバーの変更]を選択します。
- エックスサーバーで使いたいドメインをクリックします。
- 下記のように5つのネームサーバーを入力し、保存ボタンを押します。
- ネームサーバー1: ns1.xserver.jp
- ネームサーバー2: ns2.xserver.jp
- ネームサーバー3: ns3.xserver.jp
- ネームサーバー4: ns4.xserver.jp
- ネームサーバー5: ns5.xserver.jp
- 確認画面でOKボタンを押します。
1~24時間後、ネームサーバーがエックスサーバーに変更されます。
ネームサーバーの設定変更には時間がかかります。エックスサーバーに切り替わるまでの時間は、早くて1時間、最大で24時間ほどです。
エックスサーバーでドメインを追加する
ネームサーバーの変更が終わったら、エックスサーバーでドメインを設定します。
- サーバーパネルで[ドメイン設定]を選択します。
- 「ドメイン設定追加」タブで、ドメイン名を入力し、「確認画面へ進む」ボタンをクリックします。
- 確認画面で「追加する」ボタンをクリックします。
これで、エックスサーバーのドメイン設定は完了です。
サイトの表示を確認する
すべての設定が終わったら、サイトにアクセスしてみましょう。
次のように「ホームページがアップロードされていません」というエックスサーバーのメッセージが表示されたら、正常です。
なお、最初は何もインストールされていない状態なので、「WordPress簡単インストール機能」を使ってWordPressが使えるようにしましょう。
サイトが見れないときは?
ドメイン設定した直後は、まだサイトが見れません。
「無効なURLです。」などのエラーになったときは、20~30分、待ってみてください。
また、次のようにDNSエラーになることもあります。
このエラーの場合は、1時間~24時間ほど待ってみてください。
まとめ:エックスサーバーでは他社ドメインも使える
以上、他社で取得した独自ドメインをエックスサーバーで使う方法を解説しました。
ドメインさえあれば、エックスサーバーでブログをすぐに公開できます。
ぜひブログで情報発信を始めて、アフィリエイトの成果を目指しましょう。